今日のニュースでプロ野球の広島からFA移籍した丸選手の人的補償に巨人の長野選手が選ばれたそうです。

先日西武への移籍が決まった内海選手に続いての生え抜き選手の放出は、蚊帳の外にいる私でもちょっと驚きましたから、巨人ファンだったら衝撃だったでしょうね。

両選手とも近年は成績が下降気味でしたからプロテクトから外されているかもしれないとの予想はありましたけど、それでも、そこそこの成績は残していましたから、まさかという感じです。

巨人にしてみれば、以前広島からFAで獲った大竹選手の代わりに、若手の期待株だった一岡選手を獲られたことで、若手の方にプロテクト枠を回したのかもしれませんが、チームの中心にいた両選手を外すのはチームにとってあまり好ましくないと思いますがね。

もっとも、球団の上層部がことごとくこんな感じの発言をしているあたり、別にどうでもよかったのかもしれませんけど。





  • オーナー「紛れもないチームの看板。こういうことになったのは残念だし、痛いと思います」
  • 球団社長「断腸の思いです」
  • 球団副代表「あの辺を持っていくとは思っていなかった」




スポーツ紙の記事からの抜粋なので、意訳や誇張はあるでしょうが、何故か揃って他人事です。

ならプロテクトすればいいのにと思いますが、副代表が若手よりのプロテクトをしたと言っていましたから、結局来シーズンの構想からは漏れていたのかもしれませんね。

両選手ともプロ入り前は「巨人以外は入団しない」と宣言した通り、他球団のドラフト指名を蹴ってまで巨人に入ったというのに、この仕打ち。昔のプロ野球ファンからしたら考えられないことでしょう。

確かに、去年は岡本の覚醒や他の若手が徐々に伸びてきてはいますが、まだ優勝を狙えるだけの戦力が整ってきてはいないのも事実です。

それは、4年連続V逸という成績がそれを証明していると思います。絶対的なエースが一人いただけでペナントレースはもう勝ち抜けませんからね。

まあ、もしかしたら2人とも1年で戻ってくる可能性もありますが、その場合は西武広島共に人的補償だけでなく金銭補償も倍に入って得だけすることになりますか。