数か月前、人づてに頂いたチケットでオーケストラの演奏を聴きに行ったことを書いた時にも記しましたが、12月の演奏会のチケットも頂いていたので、今月中旬に再び行ってきました。

今回も前回と同じ席と言うことで、特等席のような所で演奏を聴くことになりましたが、私から端まで誰も座っていなかったので、実質私が一番端に座っているようなことになりましたけどね。

やはりここの席はかなり目立ちますね。正面に座っている人にはどう見えていることやら。

楽曲は年末恒例の「第九」です。「第九」を初めて聞いたのは、子供の時に親が所有していたカセットテープだったと思います。それ以前に学校でリコーダーの練習で演奏したり、世間で流れていたのを聞いたことはあったと思いますが、意識して聴いたのはこれが初めてのはずです。

とはいっても第1楽章から聴かずに、専ら「合唱」がある第4楽章から聞いていたのが大半でしたけどね。流石に毎回60分以上ある曲を聴くのは時間の関係(途中で飽きるのもありますが)でできませんでしたからね。

それはともかく、いざ演奏が始まって第4楽章の声楽部分を聞いていましたが、ソプラノやテノールの歌手の声量は素晴らしいですね。いくら音響設備が整っている場所だとしてもマイクなしでホール全体に響き渡っていましたから。テープで聞くのと生で聞くのとではやはり臨場感が違います。

ただ、楽曲が始まる前歌手の人達が少なかったので残りはどうしたのだろうと思っていましたが、第3楽章が終わった後にゾロゾロと入場してきたので、ああなるほど出番があるまで控室で待機していたのですね。

そりゃ、出番が最後の第4楽章からなのですから最初からいる必要はありませんものね。

そういえば、今回指揮を執るはずだった指揮者が自己の健康を理由に来日できなくなって、代役の方が来てましたね。

いつ頃から変更になったのかは知りませんが、指揮者が急に変わって演奏者は混乱しなかったのでしょうか。

まあ、そこは流石にプロですからそんなことで狼狽えたりはしないのかもしれません。

この年になって初めて本格的なオーケストラを聞きましたが、もしかすると今年一番の思い出はこの2回の演奏会だったような気がします。

こういったオーケストラは料金が高い(中には一番安い席で1万超えるのもあります)ので頻繁に行くことはできませんが、年に1度くらいなら言っても良いかもしれません。

チケットを譲ってくれた方貴重な経験をありがとうございます。